2022年3月下旬、小さい潮回り狙いで瀬戸大橋の足元、下津井にタイサビキ釣行に行ってきました。
今シーズンのタイサビキは昨シーズン2桁釣果連発だった鳴門では今一好釣果に恵まれず、
一方で小豆島の好釣果では連日30枚オーバーの釣果とまずまず楽しめています。
2022年1-3月はすべてタイサビキ、計8回の釣行でタイは合計84枚、平均10.5枚/1釣行と、
まずまずの滑り出しというところです。
これから夏にかけてタイサビキは下火になり、タイラバと一つテンヤの季節に入っていきます。
今回は今シーズンの最後を飾るタイサビキ釣行ということで下津井に行きました。
釣行サマリー
今回は7枚キャッチで1枚すごく小さい春子鯛といったところでリリースにいたしました。
数こそ今一伸びませんでしたが、お持ち帰り6枚中3枚は50アップでまあまあ重量感のある釣果でした。
なにより、産卵を控えたタイにしてはコンディションが素晴らしく、
よく肥えており、内臓脂肪もたっぷりで、大変おいしいタイでした。
この日は魚探反応は素晴らしく、活発に餌を追っている反応が見られました。
しかしながらなかなか仕掛けに反応せず、今一ペースに乗れないところではありました。
船団もそれなりに大きくなり、ボートプレッシャーも凄まじく、
ポイントを変えて一流し目はよく当たりますが、二流し目からは沈黙ということも多々ありました。
タイサビキ釣行は週末を避けるべきですね、特に瀬戸内はマイボートの方が多いので、
平日に行くことが釣果を伸ばすのに何よりも肝要なのです。
何とか仕掛けや誘いを工夫してそれなりに釣果を上げることはできましたが、
同船者の方は皆様苦戦しているようでした。
朝一こそ2連掛けがありましたが、その後は単発ぽつぽつといった感じで、
これといった時合いがなく派手な魚探反応の割に地味な当たり方という感じでした。
今回の狙い
今回この時期に下津井に訪れたのは、実は狙いがあります。
産卵を控えた瀬戸内のタイはこの時期下津井エリアに集まりますので、
そのタイを追って下津井まで行ってきたわけです。
タイは真冬の間は小豆島や鳴門など局所的に集まって浮遊性の餌を捕食しています。
なので、1-3月初旬までは小豆島や鳴門でよくタイサビキで釣れます。
その後3月も中旬に入ると水温が少しずつ上がりはじめ、春を感じたタイ達は、
産卵場である下津井方面に西進していくようになります。
一説にはイカナゴも徐々に西進するといわれており、栄養の豊富なイカナゴを追って、
移動しているということも聞いたことがあります。
3月も中旬になると、あれだけ小豆島で溢れかえっていたタイは一斉に姿を消し、
下津井周辺に集まってきます。
また、底付近に餌があまり集まっていないためか、
中層に浮き上がって浮遊性の餌を追っていますので、
タイサビキの絶好のターゲットになるわけです。
ちなみに下津井エリアでは5月くらいまでこのスタイルのタイサビキが楽しめます。
風光明媚で景色が良く、釣りをしている間も視覚で楽しむこともでき、
大変お勧めのエリアになっています。
今回の仕掛けとタックル
今回の仕掛けは幹糸3号のエダス4号、全長約25mの長い自作仕掛けで、
私にとってはスタンダードな仕掛けです。
疑似餌はビニール(袋の切れ端)とチョクリタイプを交互に入れたハイブリッド仕掛け。
ビニールのカラーは鳴門で定番の白と小豆島で好調なオレンジ・赤を交互に入れました。
チョクリの色は定番の緑、ピンク、黄色で挑みました。
今シーズン初めての下津井ということで、あまり絞り込まずに臨みました。
途中でも頻繁に疑似は変えて反応を見たりと調査に時間をよく使いました。
実際チョクリにもビニールにもあたり、ビニールのカラーも白もオレンジにもあたりがあり、
明確なパターンはつかめませんでした。
誘い方もスロー巻きからちょい早巻き、しゃくり誘いと様々な誘いであたりがあり、
釣り方や仕掛けというより、活性の高い群れに仕掛けを見せられるかといった点のほうが支配的であるような印象でした。
タックルは以下の通りです。
- ロッド : がまかつ がま船 メバルスペシャル FV-II 3.9m
- リール : オシアコンクエストCT 200PG
- ハンドル : スタジオオーシャンマーク AG41/7663
- PE : シマノ ピットブル8プラス 0.8号
- リーダー : サンライン トルネード松田スペシャル ブラックストリーム 3.5号
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